薬膳

秋の養生法 毎日の食事に取り入れたい薬膳 北九州の漢方薬局の薬剤師

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
篠原艶子

秋は夏の間に消耗した体力が次第に回復し、身体も徐々安定してきます。秋は体の各器官の休息と調節の季節で夏に消耗したものを十分に補充することが重要です。秋こそしっかり養生しましょう。

東洋医学では秋は「肺」の臓腑に属する季節と言われています。秋は肺の活動が活発になります。乾燥した秋の空気によって、鼻やノドの乾き咳、胸の痛みといった呼吸器系に弱りが出ます。 秋の乾燥と冷えは体に大きなダメージを与えます。呼吸器系や皮膚のの弱い体質の方はアトピー性皮膚炎やアレルギーもこの時期に症状が悪化しやすいので、秋の養生法を実践しましょう。

また一日の中での温度変化が激しい季節でもありますので、お出かけの際は着脱のしやすい上着を持参しましょう。 辛み(唐辛子、生姜)は肺の働きを助けます。肺の働きが活発になる秋は、適度に辛みを取入れて肺の働きを助けましょう。摂り過ぎは肝にダメージを与えますので適度に摂取しましょう。

梨、柿、ブドウなどの秋の果物は肺を潤し痰を除く効果があります。小松菜、チンゲン菜、ネギなどはノドの痛みを抑える効果があります。銀杏(ギンナン)、杏(アンズ)は肺の働きを高め水分代謝をよくしてくれます。

秋の旬の食べ物を積極的にいただきましょう。

北九州の漢方相談薬局大門薬品のHPはコチラ https://www.daimonpharmacy.com/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

コメントを残す