薬膳

【菊花】肝機能を強化して目のはたらきをよくする

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古来より延命長寿の花として知られる菊は観賞用だけでなく食用や薬用としてももちいられています。中国では滋養強壮剤として菊花茶や菊酒を飲む習慣がありますし、白菊や黄菊などの花を陰干したものは解熱、鎮痛のはたらきがあります。

中医学では熱を冷まし、老廃物を排出して毒素を解毒し炎症を抑えて腫物をとり、血の巡りをよくする薬効があるとされています。特に肝機能を調整するはたらきに優れ、眼のはたらきを活性化し眼精疲労や充血、かすみ目などに効果があるといわれています。

【主な効能】 熱を冷ます 解毒する 血行をよくする 腫れ物を改善する 肝機能を向上させる

尿の出を促す

五性:寒(体を冷やします) 五味:苦(体内の熱を冷ましたり、炎症を鎮める作用があります)

旬:9月から10月

【おすすめの食べ方】

日本で食用されている菊花は苦みを抑えて改良されたもので、中国で食べられているものとは種類が異なりますが、作用は穏やかながら同様の薬効が得られると考えられます。料理に用いる場合は酢を少量入れた熱湯でゆがいてアク抜きしてから用います。体を冷やしますので冷え症の方は避けた方がよいでしょう。

【菊花の酢の物】 酢を加えた湯で花びらをゆがいて三杯酢であえます。体を冷やすので生姜のしぼり汁を加えるとバランスがよくなります。

【菊花茶】急須に菊花を入れて沸騰した湯を注いで5分くらいおいて飲みます。

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