健康情報

血虚と貧血は別物

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漢方でいう「血虚」と西洋医学でいう「貧血」は微妙に違います。
貧血とは血液中の赤血球それに含まれるヘモグロビンが少なくなり酸素不足になっておこるものです。つまり、組織や臓器に酸素や栄養分を運ぶ成分が不足している状態です。貧血は血液の質の問題です。
一方、漢方でいうところの「血虚」は成分が不足していることもありますが、量の不足も含まれています。血が十分にない状態のことです。血は身体を潤し、栄養を与える物質です。
女性の身体は生理のため、月に一度血を失っているので、血の不足になりやすいので注意が必要です。不足すると冷えたり、乾燥したり、心が落ち着かなかったりします。血は胃腸で作られるので、冷たい物の摂りすぎや偏食は血の不足を招いてしまいます。血不足におすすめの食材は、豚肉、うずら卵、黒米、黒豆などの黒色の食材。人参、トマト、なつめなどの食材、かき、ほうれん草などの補血食材です。ほうじ茶、紅茶などもおすすめです。
 
北九州市小倉北区の漢方相談薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子
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