2022年11月

薬膳

頻尿に銀杏(ぎんなん)

イチョウの種の銀杏は白果という生薬になります。民間薬として子供のおねしょや大人の頻尿に銀杏を炒ってたべるとよいとされています。しかし青酸配糖体を含有するため大量に服用することはよくありません。大人は10粒、子供は5粒くら […]

漢方

しゃっくりに柿のへた

昔からしゃっくりの薬として柿のヘタが使用されてきました。柿のヘタ20個を200mlの水で半分になるまで煎じます。柿のヘタは降気薬といって気を下に降ろす性質があります。胃の辺りに気が滞っているのを解消してしゃっくりを止めま […]

漢方

紫蘇の実は蘇子という生薬

蘇子降気湯は痰が多く咳が出て呼吸が苦しいような状態のときに使います。しその実は花が終わって実になったら収穫します。佃煮にしたり、塩漬けにすることで保存が可能です。おにぎりやふりかけお茶漬けなどに使用します。北九州の漢方相 […]

薬膳

杏(あんず)の種は咳き止めに

杏は潤いを与えてくれる果物です。杏の種の中の白い部分の仁は杏仁(キョウニン)という生薬になります。麻黄と一緒に処方されることが多く、咳の症状を緩和させたり、痰を切りやすくする作用があります。血虚(血の不足)による便秘にも […]

薬膳

喉の痛みに大根あめ

大根は部位によって栄養価や食感も違います。しっぽは辛みがあるので大根おろしに、中央部は甘味があるので煮物に、ビタミンの多い葉は炒め物にと捨てるところがありません。大根は消化を助けて水はけをよくしたり、気の巡りをよくし、喉 […]

薬膳

秋のフルーツで肌荒れを防ぐ

秋のフルーツは乾燥から肺を守ってくれるものが多いのでお勧めです。一番のおすすめは梨です。体にこもった熱をとり、喉を潤し、咳を止めたり、肌を潤します。梨と白きくらげのデザートは薬膳レシピでよく登場します。梨以外にも杏、柿、 […]

薬膳

ゆり根でしっとり肌に

ゆり根は百合という生薬になります。ゆり根の鱗茎を剥がした鱗片を使用します。肺に潤いがなく痰が切れにくい咳や乾いた咳などに使う漢方薬に配合されています。百号の働きは補陰といって体に潤いを与えます。薬膳にもゆり根はよく使われ […]