漢方薬をお試ししてみたいお客さまへ

まずは、漢方薬についてよく聞かれる質問にお答えします。

西洋医学であきらめている方も、漢方薬をお選びいただくことでよりよい効果が得られる例は、実は多くあります。
この情報が少しでも皆様のお身体の改善につながればと思います。

1.西洋医学と東洋医学の視点のちがい
これまで病院でなかなか良くならなかった方でも、東洋医学の視点から病気を見直すことで、症状が楽になったケースがほとんどです。長年病院にかかっていて良くならない方も、東洋医学の視点から、見直すことで、変化が見られる可能性があります。
あきらめずに当店にご相談下さい。
2.病院ではじっくり相談しにくいことでも、薬局で悩みを相談して構いませんか?
病院では先生に症状や悩みのことを相談することができないという声をよく耳にします。当店ではベテランの薬剤師がお客様のお悩みの症状をじっくりとうかがってお客様にとって最適な漢方薬を選んで行きます。 漢方薬はお客様の状態に合わせて処方される、いわばオーダーメードのお薬です。
まずはあなたのお悩みの症状をお聞かせ下さい。
3.漢方薬は効き方が遅いのでは?
漢方薬は効き目が穏やかなので即効性がない、慢性疾患には効くが急性疾患には効かないと言われたりしていますが、それは誤解です。
急性の病気なら、すぐに効果が現れます。
当店でも、長年苦しんできた慢性疾患が1~2週間で軽快した例もありますし、西洋薬では、なかなか効果が現れなかったのに漢方薬ではあっさり治ったということもよくあります。特にアトピー性皮膚炎では1週間毎に皮膚の症状が変わって行くことを経験しております。漫然と漢方薬をのみ続けることは逆によろしくありません。
その方の証は常に変化しています。
4.漢方薬は高額なのでは?
当店のお薬代は1日300円が目安です。
当店ではより手ごろな価格で多くのお客様に漢方薬をお試しいただきたいと考えております。

西洋医学だけではなく、東洋医学による視点で良好な効果が現れるケースもあります。お気軽にご相談ください。

東洋医学では治療の際、最も重要にしているのが「証」です。

知っておきたい漢方について

漢方薬は、おもに自覚症状はあるものの、はっきりとした病気として診断をされないような原因不明の病
においても、その関連する症状によりお試しいただきたいお薬としても適しています。
原因不明だからと諦めず、その不快さや、病状悪化や慢性化してしまわないうちにお求めいただくことも
前提として、 薬剤師にその病状をご相談ください。

【証】について

東洋医学では治療の際、最も重要にしているのが「証」です。
患者の自覚症状:痛み、ほてり、冷え、凝りなどの場所、体格、生活習慣、食べ物の好みなどの情報を総合的に判断して証を決め薬を処方していきます。
証の決定には「虚実」「陰陽」「寒熱」「表裏」という主に4つの基準に基づいて診断していきます。 証は年齢、体格、生活習慣の変化によって変わり易いので一生同じ証とは限りません。

生薬 しょうやくについて

漢方の原料です。ほとんどの漢方薬には複数の生薬が配合されています。
生薬には天然の植物(根、茎、樹皮、葉、果実、花、種子など)や動物の皮や骨、角、昆虫、鉱物などが用いられます。
芍薬、牡丹、梅などは薬として伝来したものが後に観賞用となりました。
生薬

気(き)について

「元気」「やる気」「気付く」など私たちの周りには「気」を用いた言葉があふれています。「気」はどこからでてくるのでしょうか?東洋医学の考えでは、気は心から生まれます。心が病めば気は衰え、心が喜べば気は盛んになります。「病は気から」という諺があるように気は病とも深い関係にあります。自然治癒力や免疫力も気力の一種です。
体の気は自然界の気と結びついています。例えば梅雨時のように湿気が多いとリウマチが悪化したり、冬場に空気が乾燥すると喘息発作が起こり易くなるのもこのためです。
東洋医学では自然環境の変化を知り、いかにその変化と調和し免疫力を高め、病気にならないかという方法を追求しているのです。

気・血・水

気血水は東洋医学の根本理論の一つで体を構成する基本物質を3つに分けて考えたものです。これらに変調が起こると病気になります。

気:生命エネルギー、血・水などを動かす原動力
血:体に栄養を運ぶ血液
水:リンパ液など体内の血液以外の水分
気・血・水

陰陽論

東洋医学の理論の中で最も基本的な原理となっているのが太陽と月が生み出す光と影の法則です。
太陽が昇っている時は明るく暖かく動植物の活動も活発です。そして、太陽が沈み月が現れると暗く冷え込み動植物の活動も静かになります。
古代中国の人々は宇宙から与えられたこのリズムが自然界のあらゆる営みを支配していることに気づき、私たちの体の治療にも光と影に象徴される原理が役立つことを見出しました。
これが「陰陽論」と呼ばれる理論です。
陰陽論

太極図

陰陽論では陽が活動的、亢進的、発散的、温熱的、乾燥などを、陰は鎮静的、抑制的、収斂的、寒冷的、潤いなどを表しています。
陰と陽はお互いに影響を与えていますが、それぞれのパワーは一定ではなく、常に変化し続けています。
太極図は陰が強くなると陽が弱まり、陽が強くなると陰が弱まるという宇宙の法則をシンボル化したものです。
太極図

陰陽の知恵&体の声

陰陽論では陽は活発なもの、陰は沈静なものの象徴とされています。この陰と陽の関係から目に見えない体の状態を明らかにしていきます。
例えば、太陽が昇れば作物が育ち、それを糧にして生活するために地上の生物が活動します。やがて太陽が沈んで月が昇ると昼間の活動で疲れた体を休ませるべく生活のスイッチが自然と切り替わります。
これは陰と陽が対をなす関係でありながらもお互いを育て合う存在であることを示している普遍の原理です。
これを私たちの体に当てはめると、十分な活動が質の高い休息をつくり、その休息によって新たに活動する力が得られると考えられます。
つまり、休息をとらずに活動だけを続ければ、体は疲弊しやがては死が訪れるはずです。
自然界においても太陽がずっと昇り続ければ全生物が命を失うでしょう。
このことから陰が少なく陽ばかりが強くなってしまうと、やがては陽も育たなくなるという原理が見出されます。陰陽論では「陽極まれば陰となる」という言葉で表現します。
このように漢方では宇宙のリズムと自然界の変化の法則を観察し、そこで見出した知恵を医療に活用しています。
目に見えない体の中の宇宙を見つめ、そこから「体の声」を聞くことで治療に活かしていきます。

未病

まだ、病気にはなっていないけれど、体のバランスを崩した状態、なんとなく体調がすぐれないといったこと状態が未病です。中国には古くから「未病を治す」という考え方があります。ストレスからくる肩こり、腰痛や生活習慣病なども未病と考えられます。
それらを日頃から予防することが「未病を治す」です。

未病

五臓の働きをつなぐ気・血・水

五臓の働きをつなぐものに気・血・水(津液:しんえき)があります。気は生命力となるエネルギー、血は血液、水は体液のことです。
気・血・水の状態がわかると五臓の状態を把握することができ、体全体の状態を読み取ることができます。
気は五臓の脾から作られますが、そのため「脾」のはたらきが弱まると「気」も不足して「脾虚」という状態になります。
一方、気を巡らせるのは肝の役割でそのため、肝に異常が起こると気が滞る状態「気滞」になります。

五臓を考えると全身レベルで症状を知ることができる

五臓においても相生(そうじょう)、相克(そうこく)の関係を当てはめることができます。
相生とは生み出すこと、相克とは抑制することです。
例えばアトピー性皮膚炎は、肺に属する皮膚機能の障害と捉えます。
肺を生み出す脾の負担を軽くすることや肺が生み出す腎の力を補強することを検討します。
同様に肺を抑制する心や肺が抑制する肝のバランスも考慮します。
症状を断片的に捉える西洋医学と異なり、東洋医学では一つの症状を全体のバランスから捉えます。

五行と五臓

五行(木・火・土・金・水)を人間の体に当てはめた場合、肝・心・脾・肺・腎の五臓として表されます。
木に割り当てられるのは「肝」です。肝の主な役割は体内における気・血の循環です。下から上へ伸びてゆく木のように気・血の伸びやかな巡りを支える体内循環です。
火に割り当てられる「心」には心機能や血液循環の他、脳による精神活動も含まれます。炎の様に熱を持ち体内の中心機能として盛んに活動します。
土に割り当てられる「脾」には植物に栄養を与える土のよう消化吸収機能や吸収した栄養から生命力を造り全身に補充する機能があります。
金に割り当てられる「肺」には必要なものを体に取入れ、不要なものを外に出す交換所の様な役割があります。呼吸機能の他に皮膚機能、免疫機能あがあります。
水に割り当てられる「腎」には生命力の泉をイメージさせるもの、腎機能の他に成長や発育、生殖に関する働きがあります。
漢方では、この五行の考え方を取り入れることで、自然界のバランスになぞらえながら体内の状態を知ることができます。

五行

陰陽と並ぶ漢方の重要な理論に五行があります。
木火土金水という自然界を構成する代表的な五つの要素のことです。この五つの要素は互いに影響を与え合いながら、一つのバランスをつくっているのが特徴です。
例えば木は熱が加わると火に変化しますが、これは木が火を生み出す存在(相生)であるということ。また、木は土の養分を吸い取りますが、これは木が土を抑制(相克)する存在であることを示しています。
この理論を用いると体内機能のバランスを知ることができます。

五行と五臓

女性を元気にする漢方活用術

女性特有の不調には多方面からのアプローチ
女性の一生の間にはホルモンの変動による様々な体調の変化が現れます。月経痛や月経困難症、月経前症候群もこの変動が原因となって起こります。また、肌荒れや冷え症、頭痛、肩こり、めまい、立ちくらみ、便秘なども女性に多い症状です。30代からは子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣膿腫、子宮がんの心配も増えます。現代の女性は仕事を持つ人が増え、結婚年齢も高く社会的なストレスを抱えることも多くなりました。さまざまな生薬からなる多成分の漢方薬はストレスも絡んだ多様な症状に向いています。最近、女性と男性の体の違いを考慮した「性差医療」が注目されるようになり、漢方治療が多く取入れられています。女性の複雑で多様な症状に漢方が有効であることが多いのです。
一人ひとりに合わせたオーダーメード医療
漢方治療では同じ病気、同じ症状でも人によって処方が異なり、その人に合った漢方薬が選ばれます。これを「同病異治」といいます。たとえば冷え性でも冷え方や原因は様々なため、必要な薬も違ってきます。また、「異病同治」といって一つの処方が別の症状にも用いられます。複数の生薬が組合わせられた漢方薬には多彩な働きがあり、月経痛とイライラ、頭痛など心身両面のさまざまな症状に対応することができるのです。
大門薬品では、漢方に詳しい女性の薬剤師が、患者さんの症状、体質を詳しく聞き、その方の体質・体力・抵抗力・症状の現れ方をなどを示す「証」(しょう)を見極めます。さらに私たちの健康を維持する「気・血・水」のどこに異常があるのかを探り、それらを改善する。その人にピッタリの薬が処方されます。漢方薬の処方は自分だけにフィットするオーダーメード処方といえます。

漢方薬

【その他漢方に関する情報】

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