薬膳

生姜(しょうが) 百邪を防ぐ万能薬

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【主な効能】
体を温める
血行を良くする
殺菌、抗菌
消臭
胃のはたらきを整える
吐き気を止める

五性:温(体を温めます)
五味:辛(体を温めて滞ったものを追い出す発散作用があります)
旬:新しょうが6から8月、根しょうが9から11月

中国では紀元前から血行を良くし胃腸の冷えを取る薬として重用されてきました。根しょうがを陰干しにした乾姜は温める作用が強く冷えによる頭痛、腰から下の痛みなどに良いとされます。

乾姜を米と一緒に炊いた「乾姜粥」は冷えの特効薬とされ、これが生薬を食事に取り入れた薬膳の始まりといわれています。

古来より「能く百邪を防ぐ」といわれ辛味成分に細菌やウイルスを撃退する殺菌、抗菌作用や魚肉の毒を消す解毒作用や消臭作用があるとされています。刺身の薬味や焼き魚の付け合わせには欠かせません。

最近では、抗がん剤の吐き気を止める作用に期待されています。

【おすすめの食べ方】
体を温める作用が強いため、摂り過ぎると発汗して熱を逃がしてしまい、かえって体を冷やすことになるため、薬味として少量ずつ摂ることが昔から行われてきました。
痔のある方は症状を悪化させることがあるので控えた方が良いでしょう。
【しょうが湯】
風邪の初期の寒気がする時に
しょうがのしぼり汁にハチミツと熱湯を加えて服用します。

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