桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) by 北九州の漢方相談薬局

2017年06月10日
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
【桂枝茯苓丸 はこんな方に】
うっ血しやすく下腹部に痛みがある方
1)月経不順、月経痛をはじめ子宮内膜症など婦人の病気に用いる
2)頭痛、肩こり、下肢の冷えやむくみに用いる
3)顔のシミ、手足のしもやけ、打撲や腫れ痛みに用いる(男女を問わない)
「気」と「血(けつ)」は常に体をめぐり、バランスを調整しています。しかし、「血」の流れが滞ると、血の巡りがかたよってしまいます。温かいものは上へ昇り、冷たいものは下へ降りる性質があるため、上半身はのぼせ、下半身は冷えるという、いわゆる「冷えのぼせ」の状態になるのです。また、「血」の流れが滞っているため、生理痛が重いなどの症状が現れます。
【桂枝茯苓丸 はどんなふうに効くの? 】
桂枝茯苓丸は、滞った「血」のめぐりを良くすることで、下半身に熱をめぐらせてめぐらせて、足冷えなどを感じる方の生理痛を改善します。
【配合されている生薬と性質】
 牡丹皮(ぼたんぴ) 活血化瘀(瘀血を改善する)
 桃仁(とうにん) 活血化瘀
 芍薬(しゃくやく) 活血化瘀
 桂皮(けいひ) 温軽通脈(気の巡りを良くする)
 茯苓(ぶくりょう) 利水(水分代謝を改善する)
牡丹皮は子宮内膜を充実させて子宮機能を改善し、月経を調整する。芍薬にも子宮筋の調整作用がある。
牡丹皮、当仁、芍薬の三薬はいずれも血管拡張、うっ血の分解吸収などにより循環を改善する。桂皮は血管を拡張して、これを補助する。
茯苓は組織の水分を血中に引き込むことで浮腫を軽減し、体内の毒素を利尿により排泄する。
【漢方薬での生理の治し方】
1)生理痛がつらい、生理の前半がつらいというときは、「血(けつ)」の流れが滞っている状態と考え、「血(けつ)」の流れを良くすることで痛みをやわらげます。
2)生理が遅れるなど生理不順が続く場合は、「血(けつ)」の量が足りていない状態なので、「血(けつ)」を増やす治療を行います。「血(けつ)」が不足している部分に余分な水分がある場合が多いので、水分をとり除くことも大切です。
3)生理前の便秘やイライラ、不安が気になるというときは、「気」「血(けつ)」が滞っている状態と考え、流れを良くする治療を行います。
顔色が青白く、手足の冷えやすい女性は月経の周期が遅れ気味です。これは血虚(栄養不足)のある人が冷えによって引き起こされた症状と漢方では考えます。このような場合、貧血の人は頭痛を訴えることが多く、疲れやすく動作にも活気がありません。
「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」は、血液循環を促進することで、血液の流れをスムーズにして、月経痛や月経不順を改善します。また、冷え(下半身)のぼせ(上半身)を改善します。
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