【口内炎に効く漢方薬】

2015年09月23日

強い痛みを伴う口内炎で苦しむ多くがアフタ性口内炎と言われるほどの口内炎です。皮膚粘膜表面が灰色から黄白色に変色した膜に覆われた5mmから6mm以下の大きさの潰瘍をアフタと呼びます。

1週間から2週間程度で完治すると言われていますが、抵抗力や免疫力、刺激物の摂取などにより、2週間を過ぎることもあります。

一般的にステロイドの軟膏を口腔内に塗る方法が用いられますが、あまり効果がないようです。

イリノテカンという抗がん剤を使用している患者の下痢を防止するために使用していた半夏寫心湯で口内炎が治ったためツムラは、口内炎に半夏寫心湯のうがいを勧めていますが、患部の状態に依らず半夏瀉心湯を使用することはお勧めできません。

漢方は患部の状態を診て処方を決めます。赤みが強いようであれば黄連解毒湯などが適していると考えられます。また、アフタ性口内炎の場合、多くが皮膚粘膜表面が灰色から黄白色を呈していますので竜胆寫肝湯が適していると考えられます。

竜胆瀉肝湯は清熱瀉火(強力に熱を取る)の竜胆を主薬として、清熱の黄苓・山梔子、清熱利水の木通・車前子・沢潟、補血の地黄・当帰から構成されています。

これまで、当店でも口内炎のお客様には、ステロイド軟膏とビタミン剤の内服を勧めてきましたが、先日、ステロイド軟膏で効果がなかったケースに竜胆寫肝湯をうがい後に内服してもらいましたところ、数日で患部の痛みがとれました。

当店へ口内炎でご相談に来られる方の多くが、アフタ性口内炎で痛みが出ているケースが多いので、口内炎の状態に応じて漢方薬をお勧めしようと思っています。